「カレーパイプライン潜入 3」

これまでに得られた情報によれば北大の学食のカレーは北大の南端にあるクラーク会館の地下のカレー工場で 一括して作られ、学内の各食堂にパイプラインを通して配給されている という。この説が正しいのならば工場直上のクラーク会館の食堂のカレーは 「こく」が少なく水っぽいものであり、北の食堂に行けば行くほど パイプラインの中で熟成され「こく」が出て水分が減っていくはずである。 そこで北大内の 4 つの食堂のカレーを一度に食べ比べることによってこの説が正しいのかを検証して みることにした。

(1) クラーク会館

始めに私はクラーク会館に向かった。クラーク会館のカレーの写真を以下に掲載しよう。

クラカン
クラーク会館のカレー

感想であるが、予想に反してかなり「こく」もあり水分も少なかった。ひょっとして クラーク会館の地下に工場があるというのは誤りなので あろうか?そんな疑問を持ちつつ私は次のポイントの 中央食堂に向かった。

(2) 中央食堂

中央食堂はクラーク会館から北へ約500メートル程離れた位置にある。 もしも工場がクラーク会館にあるのならば水分もかなりとんでいるはずである。 中央食堂のカレーの写真を以下に掲載する。

中央
中央食堂のカレー

中央食堂のカレーの特徴であるが、これまた予想に反して 「こく」は少なめでかなり水っぽいカレーであった。 やはりクラーク会館工場説は誤りであるのか? 疑問はさらに高まる。

(3) 工学部食堂

次に私は中央食堂から更に北へ400メートル程にある工学部食堂へと 向かった。工学部食堂のカレーの写真を以下に掲載する。

工学
工学部食堂のカレー

普段食べ慣れた工学部のカレーとは言え、他の食堂と一度に食べ比べることによって その特徴が浮かびあがってくる。ここのカレーは他の食堂と比べると 「こく」はやや少な目、そしてやや水っぽい感じであった。 しかしこれはどういう事なのであろうか?なぜクラーク会館 で作られてパイプラインを通ってきたはずのカレーが 北に行くほど水っぽくなるのであろうか?

(4) 教養食堂のカレー

さてついに北大最北端の食堂、教養食堂である。クラーク会館からは すでに1.5キロ程離れている。教養食堂のカレーの写真を以下に掲載する。

教養
教養食堂のカレー

ここのカレーの特徴としては、「こく」がかなりあり 水分もほとんどない。最北端の食堂に来てやっと本来望むべき 結果が得られた。

以上の調査結果を表にまとめよう。

位置食堂 こく 水っぽさ
教養食堂 かなりこい ほとんど水分なし やや多い
工学部食堂 やや抑え目 やや水っぽい 多い
中央食堂 抑え目 水っぽい やや少ない
クラーク会館 こい 水分少なし 少ない

この表を眺めているうちにある法則が見えてきた。クラーク会館と 教養食堂、そして中央食堂と工学部食堂のカレーの特徴が似ているの である。すなわち中央、工学部のカレーは水っぽく、クラーク、教養のカレーは 水分が少ない。

ここで私は今まで重大な勘違いをしていた 事に気がついた。クラーク会館にカレー工場があるというのは 私の調査を混乱させるために何者かが流した偽情報であり、実際には 工場は違う場所にあるのだ。その場所は食堂の配置から考えると 中央食堂と工学部の中間地点にあると予測される。 その様に考えると最も適当な場所は大野池以外には存在しない!

大野池
大野池

この沼の地下にカレー工場があることに疑う余地はほとんど無い。 沼の地下工場で作られたカレーが南北に伸びるカレーパイプラインを通って学内の食堂に配分 されているのである。

最終回につづく・・・